

科学の急速な進歩と同様に、歯科医学も常に変化し進歩しています。現在の歯科医療は、さまざまな技術革新が行われ、数年前とは比べものにならない程の様変わりを見せています。
そのような中、インプラント(人工歯根)は歯科技術の中でも最も革新的で最先端の治療技術といえるものです。歯を失うことは咬むことに不自由するばかりではなく、顔貌の変化もおこります。歯を失うことで人は急速に老いていきます。
最近よくいわれるアンチエイジングにおいても、失われた歯を人工の歯根によって蘇らせることのできるこのインプラント治療は、まさにその旗手であるといっても過言ではありません。
インプラント治療を受けることにより、再び自然な機能と美しさを得ることができます。
当院ではこのインプラント治療に一番力を注いでいます。
日々学会での発表、最新のインプラント治療の研究会出席、数多くのインプラント治療実績と経験、それらにより質の高いインプラントをご提供します。

インプラントは基本的に、歯根部分にあたるフィクスチャー(STEP1)と人工歯冠の土台となるアバットメント(STEP3)の2つの部分に分かれています。

まず、STEP1とSTEP2で骨の中へフィクスチャーを埋入する作業を完了します。

そして、2〜3ヶ月間フィクスチャーと骨とが一体化し、結合するのを待ちます。
アバットメントをフィクスチャーに連結させます(STEP3)。このとき2回目の簡単な手術を行います。

そして、型取りをしてSTEP4の人工歯冠の装着を行い、すべて終了します。期間は2ヶ月から3ヶ月を要します。

もうひとつの方法として、1回法のインプラントがあります。 これはフィクスチャーとアバットメントが一体となったもので、手術が一回ですむため上記のインプラントよりも簡便にインプラント治療が進みます。

しかし、骨の少ない部分への埋入手術ができなかったり、他にも長所・短所のいくつかはそれぞれにあります。
担当医と十分御相談ください。

内科的な病気をお持ちの方、糖尿病などの成人病の方に対しても麻酔専門医と協力して手術にあたっています。(しかしながら重篤な疾患をお持ちの方は手術が不可能な場合もあります。)

近年、インプラント治療の技術革新は目覚しく、検査、診断においてCT撮影を行い、より的確な手術が行えるようになりました。
当院では5年前より他に先駆けてCT撮影を行い、特別なソフトを使用し、より確実で安全なインプラント埋入手術を行っています。

重度の歯槽膿漏のため、歯周治療の施しようもありません。
不本意ですが、上下の残っている歯すべてを抜歯するよりしかたがありませんでした。



その後、上顎に8本、下顎に8本の合計16本のインプラントを埋入しました。
抜歯直後は、入れ歯での生活だったため、来院の度に不満を多く述べられました。
しかし、インプラントにしてからは全くといっていいほど、その不満がなくなりました。
快適な食生活をおくっておられるためか、今では見違えるほど明るく快活になられました。




当院では、このような難症例を数多く手がけています。
インプラント治療をおこなって10年、すでに250症例、1200本以上の埋入本数を数えます。
インプラントを希望される患者様が、全国各地よりおいでになります。
そして、別の医院ではできないといわれて来院された患者様を、ほとんどといっていいほど、お断りしたことがありません。
インプラントを希望される患者様が、どのような難症例であろうとも、最先端の治療技術を駆使して、最良の結果が得られるようにします。
そして、審美面においても、あらゆる配慮を尽くして精緻に仕上げていきます。
歯科医師としての誇り、プライドにかけて、インプラント治療に対して妥協することなどありえません。






別の歯科医院にて向かって左下に3本のインプラントを埋入して後、当医院に来院されました。
まず初期治療、そして歯周治療を徹底して行います。2ヶ月後に歯周組織の改善が確認されました、BOPといわれる、歯肉からの出血の有無を検査することで、ほぼ確認されます。
次に、一番手前のインプラントの埋入位置が悪いため、最終的な被せ物が入ったとき、とても長い被せ物になってしまいます。そのため、すでに埋入されている一番手前のインプラントを当院にて除去し、新しいインプラントを再埋入することにしました。


向かって右の奥歯2本、そして向かって左の奥から2本目の奥歯が、共に根が割れています。そして、向かって左の糸きり歯(犬歯)も、根が割れてしまっています。そのため、合計4本の歯を抜くより手の施しようががありませんでした。
インプラントは、向かって右の奥に2本、向かって左の奥から2本目に1本、合計3本を埋入することにしました。他の残っている歯のすべては、2次的な虫歯になっていると同時に、形態も悪いため、被せなおしを行い、インプラントと共にすべてを連結しました。


上述のように、向かって左側に3本のインプラントが埋入してありますが、一番手前のインプラントの埋入位置が悪いため、そのインプラントを当院にて除去し、新しいインプラントを2本再埋入することになりました。
又、向かって右側は4本のブリッジになっていますが、もともと向かって右側の奥歯から2本目の歯は、抜歯されていたため、ブリッジになったようです。しかし、このブリッジの一番奥の歯も、根が割れてしまっています。そのため、向かって右側に2本のインプラントを埋入し、向かって左側と合わせて、4本のインプラントを下顎に埋入しました。したがって、すでに埋入されていた向かって左側の2本のインプラントと合わせて、下顎は6本のインプラントが埋入されたことになります。
次に、初診時より私が気になっていた事ですが、前歯の真ん中の歯で、一番目立つ位置にある歯が被せてあります、それが、他の歯に比べて大変白いうえに、形態も醜悪で、大きく作られています。そのため、その歯ばかりが目につきます。このような場合は、現在被せてある、大きくて白すぎる被せ物を、一旦除去し、仮歯を横の歯と同じ大きさにして装着します。そうすると、仮歯の両脇に大きな隙間ができてしまいますが、下の前歯のみの小矯正を2ヶ月程して頂くことで、歯並びの改善と同時に、各歯の位置も均等に並べ替えることができるため、その隙間も自然になくなってしまいます。
次に、ご自分の歯の色もかなり濃い色であったため、ホワイトニングを希望されました。3週間程度で、ホワイトニングの効果がでますが、希望の色になった後、仮歯になっている歯を、オールセラミックにより被せなおしました。埋入したインプラントにおいて、以前は、上顎は6ヶ月、下顎の場合でも3ヶ月待ち、オステオインテグレーションといわれる骨統合、あるいは骨との一体化が進むと、型採りを行いました。しかし、現在では、インプラントの根っ子に当たる部分の表面性状が、日々改善されてきているため、骨との一体化するスピードが速くなり、完成までの期間が短縮されました。そのため、埋入したインプラントは、下顎の場合は通常1ヶ月程度で型採りを行い、それから1週間で、上部構造体といわれる被せ物が入り、咬めるようになります。しかし、この症例の場合は、インプラントの埋入部位に骨が少ないため、インプラントの周りに骨を造るようにして、インプラントを埋入しなければなりません。そのため、骨造成が必要となり、期間は4ヶ月を要することとなります。骨造成法として近年行われているのは、GBR法といわれる骨誘導再生法があります。GBR法の詳しい原理については、現在インプラント相談室を製作中ですので、そのページにて詳しく解説いたします。この4ヶ月の間に、上記の治療、すなわち、仮歯の装着や矯正、ホワイトニングを行っておくことにより、有効にこの期間を利用し、すべての治療を6ヶ月で終了しました。

写真のように下顎前歯は、矯正治療と、オールセラミックにより、均等に配列され、美しい形態、そして透明度で治療が終了しました。
又、インプラント部分は、向かって左奥歯4本と、向かって右奥歯2本です。ほぼ、天然歯に近い形態と、機能を持ち得ました。



インプラントを正しい状態で長持ちさせる為には、お口のケアと定期的なメンテナンスが不可欠です。
愛車が車検を受ける事が当たり前のようにインプラントも定期的な検診が必要です。